もくじ

お金、教育系書籍:外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話

ちょいちょいお金について情報を集めたり勉強すると 「もっと早く知っておきたかったなぁ」と思うことがしばしばある。

お金にがめつくなる必要は無いかもしれないけど お金のことで困るような場面はなるべく減らしたい。 そんでわが子にももちろんそのような場面に出くわしてほしくない。

自分で再確認してからわが子に教える

この本はお金についてのアレコレを再確認するという形で 仕組みを紹介し、次にわが子にそれを教える際にどう話すか? という流れになっている。

再確認する部分、つまり親が勉強する部分は 簡潔にわかりやすく書いてあるので知らなかったことも吸収しやすい。

ざっくり経済の仕組みとか債券、株式の違い等いろいろと説明があるが 著者が最も伝えたい部分はストックとフローの概念でしょう。 ちなみにストックは貯めたお金、フローは入ってくるお金。 多くの人は給料のみで生活しているのでフローは一本。 もっと安定するためにストック、つまり貯金からフローを生みましょうという話。 金から金を生む、投資ってやつですな! お金を貯めるよりも入ってくるお金を殖やす努力をしたほうが 安心した生活を送れますよーって感じです。

大抵のお金の本の肝はストックとフローの概念に集約されると思うんだけど それをわが子に教えるとなると頭を悩ませてしまう。 そこを解決に導くのが本書の目的であり読者の目標だ。

わが子にお金を効果的に殖やしてもらえるように なるほど納得な手法がいくつか紹介されていた。 複利効果を実感させることが鍵のようだね。 これから10年20年後の日本がどんなだか知らないが いつの時代でも金利は頼もしい味方なような気がするw

あとはマイナスのフローに気を付ける

借金ってやつですな。 借りたお金は利子つけて返さなきゃいけないのでフローが逆流する。 そんな状態ではお金は出て行く一方なので借金はするなとこの本は言う。

借金って響きが重い割に借金してる人は大勢いる。 奨学金の返済、車のローン、住宅ローン等。 住宅ローンは控除対象だから実質利子ありませんみたいなこと言うけど 返済額分は投資に回せないから効率は良くないよね。

1にも2にもフローを太く多くを目標にすれば少なくとも お金という強大な存在を敵に回さなくて済む生活が送れるようになるかもしれない。 わが子にはお金に困ってほしくないもんですな。

節約系書籍:生命保険は「入るほど損」!?

万が一に備える生命保険。 日本人は保険大好きと言われているが保険について詳しい人は少ない矛盾。 この本では不要な保険についてきっぱりと否定してらっしゃいますw

期待値から見る生命保険

期待値とは使ったお金に対して戻ってくる金額と確率で数値化したもの。 よく言われるのは宝くじの期待値。 宝くじは売上の45%を賞金に充てているらしいので 購入者は当たったり外れたりを繰り返したらそのうち 当選額が宝くじ購入の際に払った金額の45%に近づいていくというもの。 なので宝くじ300円に対しての期待値は45%の135円になる。

そんな感じで期待値を生命保険に当てはめていくと 主に終身医療保険の殆どが加入に値しないものであると推測されるとのこと。

というか医療保険に限らず終身の死亡保険も入るもんじゃないらしい。 途中解約のリスクを踏まえると期待値が小さくなるし そもそも経費がかかるので年数に対しての利回りが小さい。

ある意味涙ぐましい企業努力

多くの人を生命保険における期待値から目を逸らすために 保険会社は頑張っている。むしろ一番力を入れているのではないか。 CMとか営業マンの努力によって保険会社が知って欲しくないことが うまく隠れるように誘導されているとこの本では説明している。

CMで芸能人ががん保険の大切さを説くと やっぱりがんって身近なものなんだなって思うけど 高齢者層以外のがん発症率ってどのくらいなんでしょう?

30代は1%未満の発症率、50代でも6%程度。 それに備えるための保険料はいくらなのか。 そしてもらえる保険金はいくらなのかを考えると 大した備えなっていないこともあるかもしれない。

しかしがんになった人は発症率100%なので そこだけCMとかでクローズアップするとがんやべーって思っちゃう。 実際CM見て保険入る人もいるらしく、企業戦略がばっちりハマっていると言える。 マーケティングの上手さは大企業ならではですな。 「死因の半分はがん」という知識「だけ」あるのも企業努力の賜物ってやつだね。

ちなみにがん保険で有名なア◯ラックの一番大きな市場は日本らしい。 外資系商品でもがん保険買うのは日本人ばかりなのね。

逐一反省する著者

著者は元々保険売ってた人らしいが 「当時は深く考えてませんでした」的な文言がちらほらあったw なんか頭良い感じの人でも反省すること多いんだなぁとしみじみ。 疑問を持ったり間違えたりして成長してくんですな!

ということは凡人オブ凡人な私はもっと本当は反省することがあるのか? アカンそれ黒歴史ってやつや!蓋しとこ!!

お金系書籍:働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義

還暦迎えてからネットメインの生命保険会社を立ち上げた人の本。 お金のことよく知らないけど出来ればわかりやすく知りたいって人向けの本。 若ければ若い人ほど読めばお得になる本。

5部構成対話型

お金というテーマのもと、基礎知識、使い方、貯め方、殖やし方、稼ぎ方という 5つの要素を20代社会人と著者の対話形式から習得していきましょうという内容。

対話形式ってのがミソで一方的に話されている感が薄れて非常に読みやすい。

漠然とした不安に対する回答

20代社会人は何となく将来に不安を感じて著者に相談に来るという設定。 年金問題とか今後の給料や雇用等など、要するにお金に対する不安ってやつ。 そういった漠然とした不安に対して著者はわかりやすく時に歴史を交えて解説する。 その説明が大変わかりやすく簡単に腑に落ちてしまう。

その説明の過程で割と痛烈なメディア批判や時には自分の庭である 生保業界批判にまで発展するのがちょっと痛快で面白いw

貯蓄が不安の解決にはならない

そもそも日本が貯蓄崇拝主義になった経緯の説明があり ひたすらに貯蓄するよりもある程度目標額の貯蓄が出来たら あとは投資(自己投資含む)や本当に自分が使いたいものに どんどんお金を使うことを推奨している。 そして使いたいもの以外で無駄なことには使わないメリハリが重要であるとのこと。

必要なものは人それぞれなのでコーヒーが大好きな人や 毎朝牛乳飲みたい人がそれらを我慢するのはナンセンス。 けど何となくで買っちゃう唐揚げ棒とかにお金使うんだったら 時々良いコーヒーとか牛乳飲んだほうが良いよねって感じ。

その上で余ったお金を投資(自己投資含む)に回すなりなんなりして 毎月の収入を増やしていったほうが不安は減っていくと著者は言う。

それはなんかもうその通りっていうかね、 毎月なんらかの形で20万の収入が末永く確約されている人がいたら おそらく年金がどうとかってあまり気にしなくなると思う。 もし貯金があまり無くても毎月収入があるんだから生きていけるしね。 投資の仕方も申し訳程度には書いてありました。

生命保険の選び方

著者は生命保険業界の人間ながらけっこうバッサリ切っている部分。 「独身に死亡保障いらんやん」的な感じでバッサリw

この部分の考え方にも非常に共感が持てて、 掛け捨ては悪であるとか貯蓄性も兼ねたほうが良い生命保険だとかあるけど やはり保険は自分でカバー出来ない部分に特化すべきではないかと思う。 利回りの良い貯蓄方法なんて保険以外にもたくさんあるし そもそも保険で貯蓄しようと思ったら途中解約のリスクが大きい。 でも働けなくなった時にどうにかしてくれるのは金融商品では保険しかない。 どうせ保険に入るならそういう部分を求めて加入した方がスマートだと思う。

本の中でそのことを詳しくわかりやすく書いてあった。 「社会保障制度の穴埋め」という目的で保険を選ぶと大幅な節約に繋がるかもね。 まぁでもこの部分に関してだけ若干の自社宣伝が入っていた気がしないでもないw

日本という国についてもちょっと知れた

歴史から日本人が何故投資せず貯蓄に注目するようになっているのか 新築一戸建てを欲しがるのか等など面白おかしく勉強できた。 あとメディアとバブル世代の害悪っぷりもよーく理解できたw

全体的にこの本には強い共感を得ることが出来た。 私も自分の子供が世間に飛び出す前にはこの本に書いてあるようなことを うまいこと説明できたら良いんだけど説明下手なんだよなぁw 最後まで読めば漠然とした不安は多少改善されるのではないでしょうか?

投資系書籍:タートル流投資の魔術

ネット上で評判が良いので過去にこの本を読んだことがあった。 この本で始めてタートルズなるトレーダー集団がいたことを知ったんだけど その中でもこの本の著者は最年少にして非常に優秀な成績を収めたようだ。

元々は「教育によって誰もが優秀なトレーダーに成り得るのか」という企画で トレーダーになりたい人を募集してタートルズが始まったらしい。 この本を読む限り結論は「人による」って感じっぽいw

トレード手法を学ぶ本ではない

タートルズが教えられた主な投資手法はブレイクアウトってやつで 相場が上昇傾向にあればその流れに従う順張り手法。 成功率は高くないけど流れに乗れば1回の利益が大きいって感じの手法です。

そこでエントリーするポイントはチャートの形状やらでいくつかありますよー 決済するタイミングはこの辺でやってたよーといくつか書いてあった。 その中で「眼から鱗」なポイントはあまり無く至って王道的な手法。 優位性を見つけることとかは大事だと思う。

特別な何かをこの本に求めるのは少々お門違い。 この本から学ぶことはトレード手法以外の部分で間違いない。

全員が優秀ではなかったっぽい

トレーダー集団タートルズ!って言うとなんかすげー集団っぽく感じるけど 実際は思ったほど成果を挙げられなかった人や大損こいた人もいたらしい。

みんな学ぶことが同じでも受け取り方が違えば そもそもトレードの仕方も変わってくるようだ。 みんな性格が違うから素直に学んだことを試す人や ちょっと派手にトレードしちゃう人もいるみたい。

考えてみれば学校とかでもみんな同じ勉強内容でも テストの結果やら考え方がバラバラだから当たり前のことかもしれないね。

参考にしている資金管理法

この本で一番役に立ったと思ったのが資金管理の仕方。 「ユニット」と呼ばれる資金分割法に則りポジションを調整していく。

ぶっちゃけこの本読まなくてもユニットについて解説しているサイトがたくさんあるので 絶対に本で読まなくちゃいけないってわけじゃないけど その他諸々書いてあることが面白いので私はやっぱり本が好きw

簡単に言うと資金に対して適正な建玉数はどのくらいかがわかるというもの。 単純にレバレッジ5倍まで!とかよりももっと建設的なリスク管理が可能になる。

成功を美化せず失敗に引きずられず

せっかく素晴らしい資金管理法を覚えても たまたまトレードの成功が続くと自分に過剰な自信を与えてしまい ユニットを無視したハイリスクなトレードをしてしまうかもしれない。 逆にたまたま失敗続きだと消極的になりすぎて利益を得られなかったりする。

タートルズと言えどもそれは同じで最近の成績や過去の体験等で 自らにプレッシャーや万能感を与えてしまい潰れる人も出てきてしまう。

著者のカーティス・フェイスはその辺をよく知っていたのか 無頓着だったのかは知らないが結構淡々とトレードできたらしい。 そこが他の人と最も違った点で成功に必要な要素だったのかもしれない。

そんな自らの経験や努力が時に邪魔になることがある例を 何故かタートルズ内の卓球大会で表現していたw ちょっとしたコラム的な雰囲気もあってこの話は妙に印象に残ったwww

秀逸な投資系読み物

資金管理法を除けば珍しい投資手法は書いてないので ちょっと楽しい読み物ぐらいの気持ちで読むのが一番良い。

これ読むと色々考えることがあるけど自己啓発っていうほどのもんでもないし 投資に限らず好きなことをやるのが一番良いねって思える本です。

著者は投資で成功はしたもののお金自体にはそんなに執着が無く 後に1回破産しているw その後普通のサラリーマンっぽいことをやって 「やっぱ向いてねぇな」って思ったらしいww けれどそれも後々人を使う側になった時に役に立った経験だと言っている。

投資ってどんな感じなのかを知りたかったり 何か敷かれたレールの上を歩かされていてレールの外に 踏み出す後押しが欲しい人はこの本を図書館で探してみましょう。 あんまり置いてないと思うけどね。

投資系書籍:週末投資家のためのカバードコール

知ってる人は知っている、米国株オプションの第一人者であるKAPPA氏の書籍。オプション取引のための基礎知識とカバードコールについて日本語で書かれている貴重な書籍でございます。ちなみにKAPPA氏は東大医学部卒で投資会社の産業医らしい。ハイスペック且つ環境バッチリ。

オプションの優位性を理解できる

オプションと言っても半丁博打なバイナリーオプションではなく、株式オプション及び指数オプションについての書籍。と言っても日本でオプションが出来るのは日経平均に対する指数オプションのみなので、この書籍では米国のオプション、中でも株式オプションについて詳しく解説しております。オプション自体の仕組みはネットでもわかるけどこの本ではより理解を深めることが出来るって感じ。

株式の売買にオプションを利用することによってリスクを下げ、リターンを高めることが出来るのでやや複雑な仕組みのオプションを理解することは大変重要。中でもカバードコールと呼ばれる方法は時間がないサラリーマンにこそ適した投資方法であることが理解できます。オプションは非常に魅力的であると私は感じているので気になる方はググりまくることをオススメしますw

科学的根拠に基づくトレードの仕方を紹介

筆者は医者なのでエビデンスを重要視する傾向がある。そしてオプションには様々なエビデンスがあるとのこと。そのエビデンスとともにトレードの仕方が掲載されているのでオプションのルール作りが楽になり、またそのルールを守るのもエビデンスという後ろ盾があるので気持ち的にも非常に楽ちん。機械的なトレードを求める人にまさにうってつけ。

1万ドル貯めたくなる本

現状、米国株オプションを始めるにはインタラクティブブローカーズ、通称IBというアメリカのネット証券に口座を開く必要があり、IBは初回入金に1万ドルの入金が必要。大体100〜120万円くらいでしょうか。最初のみ1万ドル必要で後は1万ドル以下になっても良いらしい。1万ドルって…そこまでしなきゃならんの?と思われる方もいるかもしれないがそのくらい有用性があると私は判断しました。実際に口座開設をしたらトレード記録を掲載する予定なので運用がうまくいってそうだったらどうぞ後追いしてくださいw

この本の最大の欠点は在庫が無くてお値段が高騰していること。私は偶然にも図書館で発見したので読むことができた。まずは近所の図書館に足を運んでみよう。

投資系書籍:東大卒医師が実践する株式より有利な科学的トレード法

米国株オプションの第一人者、KAPPA氏が前回よりもさらに実践的な書籍を書いてくれました。カバードコールの本と被る部分はあるけれど、オプション始めるならこちらも読んでおいた方が良いってかこっちの方が多分わかりやすいのでこっち読んでからカバードコールの方を読むのがよろしいかと思われますです。

オプションの組み合わせ方、スプレッドがわかりやすい

オプションの買いと売りを組み合わせるスプレッドと呼ばれる手法をいくつか紹介しています。オプションは単体で持つことの方が少なく、スプレッドが基本となる模様。スプレッドを組むくむことによってリスクを限定することが出来る。中でもアイアンコンドルと呼ばれるスプレッドが私はネットだけではイマイチ理解できていなかったので、それをしっかり解説してくれていて有難かった。おそらく私なら指数オプションは基本アイアンコンドルで取引するんじゃないかと思う。

IB証券の使い方まで掲載

めちゃ詳細に載っているわけじゃないけど、IB証券のツールの使い方が掲載されている。一般的な株やFXとはまた違った注文方法だったので非常に参考になった。指値ひとつ取ってもbidとaskの中間が必ずしも理論価格とは限らないなど重要なことも書いてある。このようなことはググっても見つからなかった。きっと英語ならオプションの情報が山ほどあるんだろうけど日本語の情報は極端に少ないのでこの本は日本語であるというだけでも非常に価値がありますな!

2017年中にはIBに口座開く予定なので、一般人のオプショントレードの行方を見守ってから有用かどうか判断したい方はもう暫くお待ちくださいw

凡人らしいトレードを

KAPPA氏は自らを凡人であると評した上で、凡人には凡人に適したトレード法があると言っている。天才なら全力フルレバで買いか売りを行えば大きな利益を掴める。しかしそんな天才は殆どいないし、そんな天才のマネを凡人がしても破産するだけ。凡人は凡人だからこそ勘や運に頼らずにエビデンスに従って機械的にトレードを繰り返すのが堅実なリターンを見込める鍵であり、それを実現してくれるのがオプションであるとも言っている。凡人は優位性を味方に付けないとおそらく市場で生き残れない。オプショントレードによって優位性を感じることが出来たら何より嬉しいね。