警備員バイトの仕事は大きく分けて2種類

街中を歩いていると見かける工事現場に立っている警備員や道路で交通誘導してる警備員、何らかの人が集まるイベント会場などで見かける警備員。 これらは単発バイトのような感覚で仕事が舞い込んでくる。大体が前日の夜か当日の朝に警備会社から連絡が来て現場に行けるかどうかを聞かれて大丈夫なら出勤するという形が殆ど。 日給いくらの報酬なので工事が予定より早く終わっても報酬が減ることはなく、工事が長引くこともない。

一見気楽なように感じるが仕事の見通しが全く立たないのでこれで生計を考えようと思うと非常にストレスが大きくなる。 本当に明日をも知れぬ世界だったりします。ただし仕事は簡単。ただ立っているだけ。何も考えなくていいし何もしないので 何となく雰囲気がアウトローな高齢警備員が多いのも納得。本当にアウトローすぎてクレームついちゃう人は段々仕事の連絡が無くなっていくらしいw そして猛者になると月30現場以上入る人もしばしば。30現場「以上」ということは休み無しの上に夜勤も入れるということ。 警備員なのに大企業の中堅クラス以上の収入を手に入れることが可能だが対価として差し出す時間と寿命がヤバい。

このような外で警備する仕事を2号業務と言うが前述のとおりひたすら単発バイトを繰り返していく感覚なので 収入の不安定感や毎度現場が変わる通勤ストレス、天候ストレスが大いにあるので主な収入源にするのは全くもってオススメできません。 副業バイトならまだアリかなという程度。でもそれだって似たような仕事の看板持ちバイトの方が断然良いと私は思います。

ちなみにイベント会場の警備バイトはちょっぴり報酬が高い傾向にあります。

対して商業施設やマンション、オフィスビルや駅など建物内の警備員業務は1号業務と言い完全にシフト制であることが殆どなので収入の目安を付けやすい。 大抵数人のチームで見回りや鍵の管理、設備故障の際の初期対応や業者への電話連絡が主な仕事。 防災センター業務というのも要するに施設警備員の仕事のこと。

施設警備は場所によって日勤、夜勤、当務という勤務形態があっておそらく当務の現場が多い。 当務というのは24時間勤務のこと。24時間勤務して48時間休んでまた24時間勤務という流れ。 3日に1回仕事という感じ。なので数字上では休日がめちゃ多い。報酬は1当務17000~19000くらい。私は1当務19000円でした。高い方だと思ふ。 シフト制で給料の見通しが立てやすいので警備員で生活していくなら施設警備員を目指すことになると思うがこれがなかなか現場によってピンキリの職場環境を生む要因が幾つかあるわけなんす。

ちなみに施設警備も現場の人数確保が出来てなかったりすると月25当務とかやってる人が発生する。 これまた高収入だけど確実に寿命というか健康寿命は縮まるでしょう。 詳しく知らないけど警備員は「監視又は断続的労働に従事する者」とかいうのに分類されるらしく残業の概念が無く、また労働時間も一般より超過しまくっても構わない模様。 なんとも恐ろしい世界である。

職場環境を左右する要因

施設警備は施設内の仕事なので大抵は空調が効いている環境で仕事をするので2号業務と比べて気候によるストレスが少ないまたは無い。 しかし他の要素をしっかりと考えてから就職を検討していただきたいもの。

班長の性格

警備員は前科あったり後見人でもなければほぼ誰でも就業可能なことがあってか、残念ながら警備業界は他の業種では能力や性格的に難があったりして雇用されない人が流れてくる割合が多い。 「難がある性格」というのが単にコミュ障な人などであればあまり問題ないが偏屈で攻撃性の高い高齢者が一定数発生する。 そしてそういう人は他に就職先が無いためか勤続年数が長く、班長であることが多い。 つまりリーダーが嫌な奴である可能性が他の職種よりも高いと思っていた方がいい。

施設警備は少人数の班で仕事することが多く、嫌な奴と長い時間を共にするのはなかなかの苦痛。 私が働いていた現場(商業施設及びマンション)では班長が特定の人に意味もなく、日常会話の内容でもクッソ怒鳴るという光景が当たり前だった。 怒鳴るのは特定の人にだけだったが、他の現場から応援に来る人たちが声をそろえて「班長よく意味もなく怒鳴るっしょ」と言っていた。

応援に来た人の話では他の現場も大抵そんな感じらしい。とくかく癖のある班長が多い。癖のない班長の方が珍しいと。 結局は仕事は内容よりも共に働く人によるということが警備員では如実に表れるってことですね。

仮眠するベッド

24時間お仕事なので仮眠するためのベッドが防災センターには備わっている。 そのベッドの清潔感も仕事をする上では非常に重要。 現場の人たちがそれなりにエチケットを気にする人だったら幸いだけれど、そうでないとこれまた寝苦しい思いをすることになるかもしれないw まして警備員はおじさんが殆どなので加齢とともに蓄える匂いがベッドから感じるようだときっと良い夢は見れないでしょう。

匂いだけだったらリセッシュ的なもので誤魔化せるけどベッド自体が汚かったら残念と言う他ない。 新しい施設だったらベッドもそれなりに新しいです。

休日が多いとは言うけれど

体力的に楽な仕事であるとは言え、24時間勤務は慣れない人にはきつい。 一応、24時間中8時間は休憩時間にあたり内4~5時間が仮眠時間となっていることが多いが 自室でない深夜に4時間寝たくらいでスッキリ目覚められることは非常に少ないでしょう。 つまり仕事明けの日は眠い一日になるので体内時計を戻すための一日になり、実感としての休日は短い。 そんで何よりやっぱり不健康な働き方だというのが大きなデメリット。

設備異常時の緊張感

施設の機械に異常が発生した場合や何らかの警報発令時には現場を確認し決められた手順に従って設備会社や防犯メーカー(セ◯ムとか)に連絡しなければならない。 もしくはただの誤作動だったら機械リセットして通常稼働に戻さなくてはならない。 その際には施設の図面を確認して何種類も鍵を持って異常発生地点まで辿り着く必要があるのだけれど、これがなかなか覚えるのが大変。 そもそも異常が殆ど発生しないので機械棟に行く機会が無く、覚えるタイミングが滅多に無い。 でも迅速に行動しないと自動的に防犯メーカーに通達される仕組みになっていたりして、且つその異常が単なる誤作動だったら警備員が仕事してないように見られお叱りを受けるので焦る、 加えて班長が急かすのでさらに焦る等ということがあるので異常発生時は緊張感が高まる。

もし社交不安障害でも持っている人がこの事態に遭遇したら、恐らくその後の勤務は常に不安が付き纏うようになると思う。 気楽だと思って始めた理想の警備員生活が瞬く間に崩壊してしまうのではないだろうか。

って異常時に対応出来なかったら警備員の存在価値無いじゃんって話なんだけどねw でも難しい仕事をしたくない、出来ないからこその警備員なんだよね。

警備員をやるなら目的を明確に

この記事の内容は所詮、私が感じたり聞き及んだ話だったりで非常に狭い世界の内容であり めちゃ良い人たちに囲まれながらのびのびと緊張感無く仕事出来る現場も多いことでしょう。 現に最も当たり率が高いと言われるオフィスビルの警備を経験したことがないしね。

個人的には以下の項目が当てはまれば続けても良い現場です。

  • 癖のある人がいない
  • ベッドが清潔、働く人も清潔
  • 異常発生時の対応が簡潔である
  • オフィスビルもしくは夜間帯は人がいなくなる建物
  • モニター監視等の座り業務中に本を読むことが許されている現場(重要)

癖のある人がいたら辞める。即辞めて他の現場を探す。即って言っても給料もらえることを確認してから辞める。 異常発生時の連絡手順や現場対応が複雑で不安になっちゃう場合は辞める。でも即辞めたりはしない。不安が続いたら辞める。 夜間帯に人がいなくなる建物は異常が起きる確率がグッと低くなる(防犯関連)のでやっぱ多分オフィスビル最強な気がする。むしろオフィスビル以外応募しない。 座り業務中に自由が許されている現場だったら続けてもいい、むしろ続けたい。ブログ書いたり動画編集したり投資の勉強を仕事中に出来たら最高と言わざるをえない。多分資格の勉強はしないw

警備員にこだわるのであれば上記のような現場に当たるまで転職するのもアリだと思いますです。 当たり現場に辿り着いたらそこからが本番であり正念場。頭を捻りまくって副収入を作る作業を始めましょう。

そんなわけでやや強めの言葉で書いたけど警備員という仕事は現場の当たり外れが大きい職種。 わにとかげぎすの主人公が働いているような現場はそう多くないと思います。 コミュ障や社交不安障害で警備員に逃げ込みたいと思っている方、別の就職先を探しながら始めるか当たりを引くまで辞め続ける前提で始めることをオススメします。 個人的にコミュ障は工場派遣の方が良いと思うなぁーw