もくじ

なんでVIXなんてマイナーなものに手を出すのか、何故VIXを選んだか。それは私が一般的な投資に自信が無いけれどお金が欲しいから。いや銀行の金利が10%とかなら投資なんてしなくてもいいんだけど現実そうじゃないからね、仕方ないね。もしVIXを知らない人がいて投資に悩んでる人がいたら一助になるかもしれないけれどマネする人少ないだろうなって気もするw

こんな人がVIX投資に向いてるんじゃないかな

  1. 投資が下手くそな人
  2. 投資に時間かけたくない人
  3. ほったらかしてたい人
  4. そもそも投資自体には興味が無い人
  5. マイナーなものが好きな人

全部私のことだけれども1について。下手くそにも色々いると思います。損切りできない人、市場動向を読めない人、利確が早すぎるチキンハートの持ち主などなど。ちなみに私はFXに関して言えば結果的にトレンド方向の予想は割と当たるけど逆指値が浅すぎて無駄な損切りが多いタイプ。いやもうマジでドル円の損切り幅200pipsくらい取らないと逆に不安っていうね。しかしそんな下手くそさん達を救済してくれるのがVIXなわけですよ。損切りの必要は無いし動向読む必要もないし利確も機械的にやればいい。嗚呼なんて素晴らしいんでしょう。

2について。基本的に私が考えるルールでは毎月特定の日に売りポジションを取るだけなのでチャートに張り付く必要は無いし情報集める時間も不要。アメリカの大統領や日銀総裁が何か変なこと言ってても気にする必要ナシ!そもそもVIXは普段は全くと言っていいほど値動きが無いのでチャート見てても何の得にもなりません。そんな感じなので3についてはほったらかしてたいと言うよりはほったらかす以外にすることが無いと言った方が正しいかもしれない。

4について。投資が上手な人はそもそも世界経済について興味を持てる人なのではないかと思う。好きだから積極的に情報を集めて自然と有利なトレードを繰り返す。好きこそものの上手なれって感じね。多くの人にとって投資はお金を増やす手段だけど、投資という手段が目的になってるような人が投資の世界では最強なんですよきっと。私はそうはなれないのでそもそも投資が上手な人のマネが出来ない。だからこそ自分の性格に合った切り口の投資を行っていかないとダメなわけだね。そういう点でVIXへの投資は非常に機械的で何も考えずに行えるから投資に興味が無い人にこそ向いている投資先なんじゃないかなと思っております。

5について。本当はアメリカの証券会社(インタラクティブ・ブローカーズ)に口座開いてETFのオプションやりたかったんだけどそれなりに金が必要なので少額から始められるVIXに落ち着きました。VIXに投資してる人は株とFXやってる人数よりグッと減るんじゃなかろうか。そういうマイナー臭漂うものが好きな人が惹かれてしまうのがVIXなのよきっと。「メインOSはlinuxでブラウザはvivaldi使ってます」みたいな人におすすめ。うん、5については超どうでもよかった。

VIXって何?

vixはS&P500というアメリカの株価指数のオプション取引のボラティリティを元に算出されてる数値のこと。S&P500は日本のTOPIX的な立ち位置の株価指数でボラティリティってのは値動きの振れ幅のことだと思っとけばいいはず。値動きが激しければボラティリティが高い、値動きが緩いほどボラティリティが低いみたいに表現する。ちなみに日本には日経viとかいうVIXの日経平均株価バージョンがあったりする。値動きが激しくなる=ボラティリティが高くなるとVIXも連動して数値が上がる。そんな仕組みになっていてVIXの数値が上がっている時は大抵株価が暴落してる時なのでVIXは恐怖指数とか呼ばれてたりする。VIXはボラティリティに連動してるだけなので株価が急騰してもVIXの数値は上がるんだけど株価が急騰することってそんなに無い。

VIX自体はただの数値なのでそれ自体を取引することは出来ない。なので実際にトレード対象となるのはVIX指数先物。いや急に先物とか意味わからんし怖いわって人はどうにかググッて理解していただきたい。私には説明できないw

VIXに投資する方法

最も簡単なのはVIXに連動するETFを買うこと。もしくはCFDトレード。

S&P500とVIX指数のチャートを見比べるとわかるけど株価指数って激しく値が動くことがあまり無い。株価は普段緩やかに動く。定期的に誰かが変なこと言ったり○○ショックがあって急落して再び緩やかな値動きに戻る。緩やかに動いている時のVIX先物の数値は大体12〜18の間くらい。VIX先物が過去最高値を記録したのはリーマンショック時の72.80でリーマンショック後も定期的に急騰する場面はあるけど必ず12〜18くらいに収束する。ってことは平常時(12〜18)にVIX先物に連動するETFしこたま買っておいて急騰した時に売ってを繰り返したらノーリスクで儲けられるんじゃないの?って思いがちだけどさすがに投資の世界はそこまで甘やかしてはくれない。VIX指数先物トレードはコンタンゴという現象が必ず付いてくる。 コンタンゴの説明はこれまた残念なことに私には説明できるスキルが無い。なので上手に解説しているサイト「room5110」の記事を読んでみると良いかもしれない。とりあえずコンタンゴのせいでVIX指数先物に連動するETFを長期保有してると時間経過とともに価値が下がり続けるということを覚えておこう。vix指数先物と逆の値動きを目指す設計のETFは価値が上がり続けますよ。

ROOM5110リンク

私はCFDでVIX先物トレード

CFDはざっくり証拠金取引のこと。FXは為替のCFDという括り。CFDは先物を直接取引するのと違い何年先でもポジションを保有することが出来る。とは言ってもVIX先物を取引するので毎月、期近の先物を売って期先の先物を買うという行為を繰り返すことには変わりなく、その売って買っての価格差がまさにコンタンゴという現象そのもの。なのでポジション自体は何年でも持ち越しできるけど買いポジションの場合は限月の価格差を支払い売りポジションの場合は価格差分の金額を受け取れる。具体的に言うと期近の価格が13ドル(現在のチャートの価格)時点でポジションを取り、期先の価格が14ドルの場合、限月を跨ぐとチャートの価格が14ドルになり差額の1ドルを買いポジションは払い売りポジションはもらう。ただ買いポジションは1ドル払うがチャートは限月を跨いで14ドルになっているのでこの時点で決済したら限月の価格差1ドルとポジション約常時の価格差1ドルが相殺されて損益はプラマイゼロになる。売りポジションの場合は逆に限月の価格差がプラス1ドルでポジション約常時の価格がマイナス1ドルなので相殺されてプラマイゼロになる。すぐ決済したらの話だけどね。

VIX先物ではこのようなことが毎月繰り返される。コンタンゴが続く限りVIX指数先物は毎月のように売りポジションに限月の価格差を提供しつつも必ず現在値は12〜18に収束する。このVIX特有の仕組みを利用すればほったらかしでも情報を集めなくてもある程度機械的に利益を出せるんじゃないかと思ったわけでございます。

リスクは急騰時にロスカットされるケースまたはバックワーデーション時。ロスカット対策は証拠金をたくさん積んでロスカットレートを引き上げるか、もしくは最小限の証拠金に留めてロスカット=損切りとするか。前者の場合はバックワーデーションがついて回るのでレートが上がっている時期は不快な思いをするかもしれない。後者は損失確定させるが傷は浅く、また殆どの場合でバックワーデーション突入前にポジションが解消されているはず。どちらも一長一短で何らかの対策が必要。そんなvix先物のCFDはGMOクリック証券で扱えます。ちなみにGMOクリック証券のVIX先物CFDの取引条件は↓

  • レバレッジ10倍固定(損益が値動きの10倍になる。1ドル動いたら10ドルの損益)
  • ロスカットレートは建玉毎に証拠金を積み増して調整可能
  • スプレッドは基本0.05ドル
  • ほぼ24時間売買可能

となっております。GMOクリック証券では米国viってのがソレ。正確にはボラティリティ指数3ヶ月(VXV)という指数と連動してるそうです。

トレードルール

  1. コンタンゴ時且つレート13以上ならば価格調整日の翌日に売りポジションを取る
  2. 初回ロスカットレートは80に設定(リーマンショックに耐える数値、後に変更するかも?)
  3. 価格調整額がプラスになって且つレート差益が発生しているポジションは建値で逆指値注文を出して任意証拠金を全回収
  4. (ルール3の補足)建値が16以上のポジションはレート16で逆指値注文を出す
  5. 回収した証拠金でルール1を実行

トレード記録

約定日時 建玉数 建値 価格調整額 初回証拠金 現在証拠金 証拠金回収率 決済
2017-09-14 2 12.90 4,344 151,245 145,979 3.48%  
2017-10-12 2 12.15 1,152 155,575 151,018 2.93%  
2017-11-09 2 12.25 -2,080 157,344 154,080 2.07%  
2017-12-14 2 11.90 -5,320 156,220 157,869 -1.06%  
2018-01-11 2 11.52 -7,548 155,395 160,839 -3.50%  
2018-02-01 2 13.20 -7,548 149,534 157,384 -5.25%  
2018-03-15 2 17.19 384 137,186 7,309 94.67%  
2018-04-18 2 16.57 1,688 139,101 7,105 94.89%  
2018-05-10 4 15.59 0 289,493 289,493 0.00%  
建玉数計 平均建値 価格調整額計 現在証拠金計 決済損益
20 13.88 -14,928 1,231,076  

※証拠金は為替レート、価格調整額、建値により変動します。ロスカットレートを高く設定する(80や100にする等)場合、建値が高いほど必要な証拠金は減ります。多分。

価格調整額関連過去データ

価格調整日 価格調整額(売) 期近 期先 変化率
2016-09-14 542 18.36 18.89 2.8%
2016-10-12 969 16.30 17.23 5.4%
2016-11-09 866 14.88 15.70 5.2%
2016-12-14 2,246 13.41 15.33 12.5%
2017-01-11 1,961 12.52 14.22 12.0%
2017-02-08 1,555 12.59 13.98 9.9%
2017-03-15 1,633 12.27 13.71 10.5%
2017-04-12 -1,481 16.26 14.91 -9.1%
2017-05-10 1,097 11.51 12.47 7.7%
2017-06-14 865 11.47 12.26 6.4%
2017-07-12 996 11.52 12.40 7.1%
2017-08-09 1,493 11.71 13.07 10.4%
2017-09-13 1,549 11.53 12.93 10.8%
2017-10-11 1,596 10.75 12.17 11.7%
2017-11-08 1,616 10.86 12.28 11.6%
2017-12-13 1,620 10.51 11.95 12.1%
2018-01-10 1,114 10.58 11.58 8.6%
2018-02-07 -3,860 23.40 19.87 -17.8%
2018-03-14 -106 17.37 17.27 -0.6%
2018-04-11 -652 20.08 19.47 -3.1%
2018-05-09 844 14.81 15.58 4.9%
価格調整平均 コンタンゴ回数 バックワーデーション回数 コンタンゴ率
784 17 4 81%

トレード開始後の考察

トレード開始前は万全と思って始めてもどこかに脆弱性が見えてくるもの。トレード開始後に重要性が高いと思われる事柄を随時書いていきます。

VIX連動型ETFと米国viの違い

2018年2月5日から6日にかけてVIX指数が記録的に乱高下しVIX短期指数インバース型のXIVと2049は90%超の下落。この2銘柄は「前日比で80%以上下落したら早期償還します」というルールの銘柄なので残念ながら今回の下落で早期償還が決定した。大体買ってずっと持ってたら儲かる確率が非常に高い銘柄だっただけにホルダーは運が悪いとしか言いようがない。が、償還が決まってしまったものは仕方がない。このような早期償還条項が無いSVXYはXIV等と同様にVIX短期指数インバース型のETFでこれまた80%超の下落があり株価86.3ドルから11.42ドル程度まで落ち込んだ。しかしSVXYは早期償還されないので損切りしない限りは時間をかけて株価を回復させていくでしょう。いずれにせよ株を買う場合はオプションを利用した方が安全。

対して米国viショートはロスカットされてしまった人以外は限月乗り換えにより1枚あたり3860円の価格調整額マイナスという結果になった。思っていたよりも軽微な損傷で済んだという印象。とは言ってもざっくり4カ月分の価格調整額が吹き飛ばされた計算になります。まぁまぁ痛い、けど思ったより痛くなかったって感じ。というのも米国viは短期先物指数ほぼそのものなので損切りさえしなければ限月を乗り換える日にバックワーデーション状態かどうかでしか損益が発生しない。今回は幸いなことにVIX上昇のピークが乗り換え日の少し前だったので軽傷で済んだというのもある。要するに乱高下すること自体では損益が発生しないというのが米国viショートの特徴。これはETFには無い強み。どちらが好みかは人によるけど多分、ETF買うよりも米国viショートで証拠金を積んだ方が有事の際の防御力は圧倒的に高い。平穏時はETFの方が利益が大きいかもしれないけどね。同じVIXに対する同じ方向性の投資でもお金を入れる対象が違うだけで大きく結果が変わるということを今回は肌で感じましたとさ。