トルコ:奇岩と美味しい食べ物たち
ここは東欧なのか中東なのか。 よく親日国だとかホスピタリティがどうとか言うが 観光業従事者にとっては日本人は金を落とす良いお客さんなので ある程度親しみを持って接するのは自然な流れなのかなと思ったり。
でも性格的に世話焼きが多いのかなと思うこともあった。 あと日本語話せる人がちょくちょくいたのに驚いた。 とりあえず絨毯は絶対に買わんよ!
パムッカレ
巨大な石灰棚があるところ。しかし個人的にはややがっかり観光地。 もっと水量が豊富で真っ白なのかと思ってた。
ここで人生初のパラグライダーを経験した。 最初は恐怖心を含んだ興奮があったが5分で慣れた。 慣れてしまうとなんだか着地までが冗長に感じられて コスパ悪いなと思ってしまった。 パラグライダー向いてないことがわかったことが収穫か。
しかしトルコあるあるの豪華な朝食やレストランで食べた美味しいイマムバユルドゥ(ナス料理)を初体験できて満足満足。
ギョレメ
言わずと知れたカッパドキア地方の町。 奇岩がそこらじゅうニョキニョキしている。 唯一無二の景色は先へ先へ歩きたくなる魅力に満ちていた。
中には「こんな…巨大な…造形っ…!」と誰もが連想しちゃうような アレな形をした岩もそこらにあるので、 是非とも中学校の修学旅行先にカッパドキア地方をオススメしたい。 多感な時期である男女中学生はその堂々たる姿に 何か想いを馳せ仲間内で盛り上がるに違いない。
バスターミナル付近にある小洒落たカフェ「safak」は小さなギョレメの憩いの場だった。
サフランボル
昔は宿場町だったらしい小さな町。 特に何かあるわけではないがゆっくりと時間を過ごしにはもってこいの場所。 エフェゲストハウスという宿に滞在していたが ここの食事が周りの食堂よりも断然美味しかった。
同じ部屋に泊まっていたドイツ人チャリダーがここサフランボルのトルコ風呂が非常に良かったと教えてくれた。行かなかったけどw
アマスラ
サフランボルにほど近い黒海に面した漁村。 あまり馴染みが無いのか日本人はいなかったが中国人は結構いた。 本当に中国人はどこにでもいるんだなぁ。 適当な店に入って魚のフライを食べたが さすが漁村なだけあって新鮮さが感じられて美味しかった。
イスタンブール
知名度的に首都かと思いきやそうじゃないけど非常に大きな町。 ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパ側とアジア側に分かれるが ヨーロッパ側の方がよりハイソで都会的。
ブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)を筆頭に大きなモスクがいくつもありイスラム建築の魅力を存分に楽しめる。 ケバブもそうだが名物のゴマパン「シミット」がそこかしこで売られていて これまた香ばしくてうまい。チョコを挟んだシミットも大変美味しい。
ケバブは個人的には癖がある羊肉の方が美味しいと思う。 あとガラタ橋付近で売られるサバサンドも美味しい。 サバに多めの塩とレモン汁でジューシーな味わいに。 ってかトルコは全体的に食べ物が美味しいと思う。
規模の大きなバザールもあり場内は香辛料の香りが充満していた。 トルコが旅の最後だったらスパイスしこたま買って帰ったのになぁ~w
イスラエル:これがホントの聖地巡礼
旅行先がここだと高確率で家族に心配されるであろう国。 絶えず争いが続いている印象がある国だが どこに行ってもドンパチやってるわけではなく ヨーロッパからバカンスにくる人がいるほどのリゾート地もあったりする。
勿論、一定の場所だけ切り取ってみれば年中ドンパチやってると思う。
エルサレム
ジェルサレムって呼んだりするけどこまけぇこたぁいいと思う。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地が一同に会した複雑極まりない場所。 ヴィア・ドロローサと呼ばれるキリスト最期の足跡を辿ることができる。
町中は迷路のようで独特の雰囲気が充満している。 嘆きの壁に行けば信心深いユダヤ教徒が壁に額をつけているし キリスト教系の教会に入れば涙を流しながら祈る人もいる。 本人にとっては当たり前の行いでも仏教的な日常生活を送る我々には ある種の異様というか異端とも思える行為に映らなくもない。
ただ振る舞いは違えど救いを求めるという目的は共通。 我々が寺社仏閣にて手を合わせるのと大体一緒なのではなかろうか。
ちなみに旅行者の間では「イブラヒムピースハウス」という名目上寄付制の宿があって、ある意味観光地化していたりする。 恰幅が良いけど足腰悪いイブラヒムっていうおじいちゃんが経営しているわけだけど、このおじいちゃん 平和に関する何かの有名人でスゴイ人らしい。泊まって多少話したのによくわかってないっていうw
パレスチナ自治区
イスラエルの中にあるパレスチナ人の自治区。 パレスチナ人は自治区外では自由に生活できない。 というか自治区の中でも自由でない人がいる模様。 キリスト生誕教会等、宗教的に重要な場所が多数。 バンクシーアートと呼ばれる風刺画多数。
ユダヤ人の成功哲学みたいな本を読むとユダヤ教は 教育とか経験とか他者に奪われないものを大事にする宗教と書かれている。 そんなユダヤ人が歴史を省みて奪われてきたものの筆頭が土地というか国。 躍起になって土地を取り戻そう的な感じで パレスチナを攻撃するのはちと違和感。
現代イスラエル人が殆どユダヤ教徒ではなくなっているのか、 それとも聖地となると話は違って取り戻したいのか、 やっぱり英米の資源確保のための軍事拠点としてのイスラエルなのか。 私にはようわからんです。